カブトムシ捕り体験旅行

カブトムシ捕り体験ができる旅行に行きました

カブトムシ

「お父さん!やっぱりカブトムシ欲しいから、この前行ったお店に買いに行こうよ!」

当時三歳の息子から言われた言葉に、 田舎育ちの私はとてもショックを受けたのです。

そうだ!カブトムシ体験をさせてあげよう。

というコンセプトで、 夏休みを利用して、私、妻、息子、娘と 家族みんなで長野まで旅行に行きました。

当時三歳になったばかりの息子は、 昆虫の王様であるカブトムシにハマッていたわけです。

ハマッていると言っても昆虫図鑑の カブトムシにハマッているという感じです。

自分の家の近くにはカブトムシが捕れるようなところはないので、 仕方なく昆虫図鑑で…という感じなんです。

さて、なぜカブトムシを捕りに行く旅行にしたかというと、 ある日、デパートに買い物に行ったときのことです。

デパートの店頭でカブトムシを売っていたんですよね。

それを見た息子は、カブトムシってお店にいるんだね! と、目を輝かせて言ったんですよ。

その時決意したんです! 本物を捕まえに行こう。 カブトムシ捕りを体験させてあげようって。

ホテルでカブトムシ体験ができるってどういうこと?

カブトムシ捕りをさせたい!…とはいえ、 どうやって体験させればいいのか?

知らない土地の森林に入って行くのはリスクが高いし...。

正直、人工的に作られたカブトムシドーム しか浮かばず悩んでいました。

そんなときにネットで見つけたのが、 五龍館という宿の「カブトムシ捕り体験が書かれたブログ」でした。

カブトムシを採る体験ツアーをやって17年!

夏の期間だけやっているイベントで、 宿の近くの森に、 朝早くカブトムシを捕りに行くというもの。

え?カブトムシが、捕れるかどうかは、 時の運なの?

なんて思ってたら、 全員が捕まえられる仕組みになっていました。 つまり、カブトムシ捕りは大人の演出なんですよね。

そして、このカブトムシ捕り体験は、 宿泊プランで予約するわけではなく、 前日のチェックイン時でも申し込みできます。

ちなみにうちは念のため、 予約時にメールで参加したいということは伝えていました。

カブトムシ捕り旅行当日~チェックイン

カブトムシ旅行の当日は、あいにくの雨。 しかも豪雨でした。

次の日のカブトムシ捕り体験...大丈夫だろうか? なんて思いながらホテル五龍館に付き、チェックインします。

ホテルの人に聞いたら、 雨の場合はイベント中止とのこと。

正直、妻と二人で祈りました。

遥々長野まで来て、しかも夏休みのお盆シーズンだったので、 宿泊価格もなかなかの金額だったんですよね。

確か1人2万円近くしたと思います。

そして、車の中で散々、カブトムシ、カブトムシと言ってきたので 今更雨だからダメ…なんて言えない。

雨の時も考えて、一応、 保険でカブトムシドームを探していたいましたが…

でもやっぱり、 できれば囲いのないところで カブトムシ捕り体験をさせてあげたい…息子が喜ぶ顔が見たいなぁ… そんなことを思いながら 子供たちと一緒に布団に入りました。

カブトムシ捕り体験当日

朝の五時半…カーテンを開けると、 前日の豪雨は止んでいる感じ… ですが、今にも降ってきそうな天気でした。

雨が降っていなければ、 カブトムシ捕りイベントはやると言っていたので、 とりあえず寝ている息子を起こします。

いつもは朝が苦手な息子も、 この時ばかりは、素早く起きて着替えを済ませます。

「朝ごはんは?」と聞くので、 カブトムシを捕りに行ったあとだよ、と答えると 「カブトムシと一緒に食べる」なんて言って嬉しそうでした。

六時にホテルのロビーに集合し、 虫かごを渡されます。 カブトムシは入っていないのに、息子は終始笑顔でした。

参加者みんなが集まり、 ホテルの女将さんがカブトムシ捕りでの注意事項を説明します。

「森には、カブトムシはたくさんいますが、 オスとメスの二匹だけ捕まえてください。」

「いっぱい捕ったら、虫かごでケンカをしてしまうから...。」

というような感じで、 紙芝居で丁寧に説明していました。

他にもカブトムシがどんなとこに隠れているかなど、 カブトムシの生態についても説明していて、 集まった子供たちは熱心に聞いて、色々質問していました。

いざ!カブトムシの森へ!

カブトムシ捕りの説明が終わり、 マイクロバスに乗り込みます。

カブトムシの森へは、 約五分くらいで着きました。

今にも降ってきそうな感じでしたが、 雨は止んでいました。

バスから降り、ぬかるんだ轍を通りながら、 カブトムシのいる森の奥へ向かいます。

参加者みんなが森の中央に集まったところで、ベストを着て、 カーボウイハットをかぶった、いかにも、 ミスターアウトドアといった感じの方が カブトムシの探し方を教えてくれました。

「みんな準備はいい?」という合図で、 みんな一斉にクヌギの木の根本や、 木に開いてる穴を探し始めます。

私が木の棒でクヌギの木の根をほじっています(^^;) すぐ見つかる...と思いきや、結構本気で探さないと見つかりません。

私も息子も、かなり一生懸命木の根本を掘り返して、 ようやくオスのカブトムシを見つけました。

虫かごに入れて、中をずっと覗いていました。 まだ、メスを探さなきゃだけど、なんだか満足してる様子(^_^;)

私が促して、しばらくして、メスを探しに。 次は意外にもすぐに見つけることができて、 木の枝にしがみついてるメスのカブトムシを、 ひっぺがして虫かごに入れました。

オスとメスを捕まえたら、 ミスターアウトドアに報告してカブトムシ捕りは終了!!

参加者みんなが捕り終わるまで、 近くの川原をブラブラしていました。

ちなみに、どうしてもカブトムシが捕れなかった人には、 後でコッソリ親に渡すことになっていました。

参加者みんながカブトムシを捕り終え、 バスに乗ってホテルに帰ります。

この、帰りのバスで豪雨になりまして...。

ホントに運がよかった...と妻と顔を合わせて、 無言でうなずいてしまいました。

バスから降りて、 ホテル前で待っていた女将さんから、 カブトムシ用のゼリーをもらってイベントは終了。

一緒に朝御飯だね!なんて言いながら、 家族みんなでレストランへ向かいました。

部屋に戻っても、 ニコニコしながらずっと虫かごを覗く息子。

そんな喜ぶ姿を見て、 ホントに来てよかったと感じましたよ。

また来年も、何か自然体験をさせてあげたいと思っています。

白馬八方温泉 ホテル五龍館

追記 「2021年8月」

ホテル五龍館のホームページを見ると、 残念ながら2020年からカブトムシ体験ができるツアーはやっていないようです。

他にもカブトムシ体験ができる旅行先を紹介していますので、 良かったらそちらも参考にしてもらえると嬉しいです。

カブトムシに触れる旅行3選+α

Copyright (C) 子供が喜ぶ旅行がしたい!. All Rights Reserved.